unireplace とは
テキスト置換ツールです。
ただ置換ができるだけなら、 unigrep に置換モードをつければ済みそうですよね。
いままで、 仕事で複数のファイルを置換するケースに遭遇しましたが、 これが一番というツールには出会えませんでした。
そこで、 コマンドラインツールを自作していたのですが、 今回は、 誰でも使えるように簡単なツールにしてみました。
unigrep と unieditor を合体させて、 複数ファイルを対象とした、 複数キーワードで一度に置換ができるツール です。
いざ使うという時に、 コマンドラインの使い方を調べなくても直感で使えます。きっと便利になりますよ。
unireplaceの特徴
- 常に正規表現モード。
- 文字コードを自動判別して、 いろんな文字コードのファイルがあるフォルダを指定しても、 検索置換できます。
- 置換シミュレーション と検索位置プレビュー機能がとても便利です。
- unitext エディタを内蔵していますので、 プレビューウインドウでも 修正可能 です。
- 検索キーワードが色分けされます。置換結果が一目瞭然です。
- 背景色やフォントなどのカスタマイズが行えます。
- unifiler と一緒に使うとさらに便利になります。
動作画面
検索 ・ 置換文字列の設定
エディタの部分に 「/検索文字列/置換文字列/」 のパターンを編集して、 検索開始ボタンを押します。
sed のパターンファイルの s/検索文字列/置換文字列/g のままでも修正なしで使えます。
右側の正規表現サンプルウインドウには、 unireplace/regexpmemo .html を表示します。
右側ウインドウを修正しても、 自動で上書きされます。
正規表現メモとして、 自分で修正してみてください。
こんなメモは表示させたくない場合は、 unireplace/regexpmemo .html を削除してください。
パターン編集ウインドウでは、 unitext と同じ機能が使えます。
置換パターン入力ウインドウで、 Ctrl+K で検索パスマスク入力欄にカーソルを飛ばします。
また、 検索パスマスク入力欄で、 Ctrl+K で置換パターン入力ウインドウにカーソルを飛ばします。
さらに、 検索パスマスク入力欄で、 Enter で検索開始します。置換シミュレーションを開始します。
途中で中止する場合は、 中止ボタンか ESC キーを押してください。置換シミュレーション結果が unigrep の結果と同じように表示されますが、 2行ペアで表示されます。上の (行番号 : 桁位置 : ) がある行が、 検索前の状態です。下の行は、 置換後のシミュレーション結果が表示されます。行番号 : 桁位置は空白になります。検索キーワードが目立つ色で色分けされますので、 とても分かりやすいと思います。置換したくない行は、 行削除で削除してください。置換しなくなります。
残った行番号を見て置換しますので、 1つの置換後にそれ以降の行の行番号が変わってしまうような置換では、 それ以降の行番号が狂うので置換しない可能性があります。偶然行番号が同じ行で検索文字列が存在したら、 置換してしますので、 注意してください。 置換後文字列に¥n を含まないようにしてください。
カーソルを動かすと、 下のプレビューウインドウに該当行が表示されます。下のプレビューウインドウは、 unitext と同じものですので、 そのまま編集可能です。置換ではできないような修正が発見された場合は、 ここで修正保存できます。
置換実行
置換実行ボタンを押すと、 実際の置換が実行されます。置換シミュレーションウインドウに残っている行だけ、 置換が実行されます。ファイルは必ずバックアップが残りますので、 心配しないでください。オプションの設定でバックアップ履歴を残すこともできます。
オプション設定
フォントと色をカスタマイズできます。
エディタウィンドウのフォントは、 固定幅フォントを指定してください。選択行編集でカーソル位置がずれると正しく動いているか分からなくなります。固定幅フォントは、 MSゴシック (ubuntu:Takao ゴシック)とかです。きれいな固定幅フォントには、 IPA ゴシックやメイリオコンソール等があります。ネットで入手してフォントのインストールをするだけで使えるようになります。ユニコードを表示する場合は、 フォントによっては、 ¥ (半角) 記号が¥ (全角) になって表示されるフォントがあります。新バージョンのフォントでは修正されている場合もありますので、 最新版フォントを使うようにしてください。コードチェックサイズ
文字コード判定のために読み込むサイズです。
文字化けが起こる場合は、 大きな値にしてください。1Mbyte 以上のファイルは処理しない
大きなファイルは処理対象から除外します。1Mの部分は、 カスタマイズ可能です。
内部的に、 バイナリーファイルも検索対象から除外しています。
バイナリーファイルの判定は、 ファイルの先頭4096バイト中に 0x00 0x00 と2バイト連続したヌルがある場合は
バイナリーファイルだと判断しています。除外フォルダ
検索対象から除外するフォルダ名を指定します。
カンマ+スペースで区切って、 複数指定できます。除外ファイル
検索対象から除外するファイル名の一部を指定します。
ファイル名に定義文字列が含まれる場合は除外します。
カンマ+スペースで区切って、 複数指定できます。エディタ
unireplace から起動するエディタを指定してください。
パラメータは 「パラメータマクロの説明」 部分にマウスをしばらく当てると表示されます。
unieditor の場合は、 -j 行番号(%l),桁番号(%c) フルパスファイル名(%f)です。
Qtライブラリの使用について
QtライブラリのLGPL版を使用して開発しました。全てライブラリは動的リンクを採用しています。
リーバースエンジニアリングを禁止しません。どうぞご自由に行ってください。
QtライブラリLGPL版は以下のサイトからダウンロードできます。
https://www
アイコンライブラリの使用について
このソフトで使ったアイコンは、 http://commons
動作環境
Windows10 以降
ダウンロード
このソフトがあなたのお役にたてば、 幸いです。 オルドマン
ホームページアドレス https://oldmantools
インストール
インストーラーを起動してフォルダを指定するだけです。
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免責事項(お約束)
このソフトを利用したことによるいかなる損害にも作者は責任を負えないことをお断りいたします。
自己責任の上で使用して下さい。大切なファイルはバックアップを取るように心がけてください。 -
ライセンス
このソフトはフリーソフトウエアです。
Qt 5.9.5 を LPGL Ver 3.0 ライセンスで利用して開発しています。
起動方法
初回起動は、 スタートメニューから unireplace を起動してください。
アンインストール方法
スタートメニューのプログラムのアイコンを右クリックして、 アンインストールしてください。